クッキングと人生相談
若い人の悩みに、ビックイシューの販売員が答えるもの。
そこに枝元なほみさんがレシピを添える。
なかなか洒落が効いている。
誕生日を祝ったり、祝われたりする意味が分かりません。
そんな僕は変わってますか?という質問。
まさに同じです。
なんどそう思ったことか。
さて、答えは。
様々な経験を経て、ビックイシューの販売員になったのが1年とちょい前。
その直前には生きるのが嫌だと思ったことさえある。
「今は違う。クリスマス、誕生日、お正月…と路上に立つ僕に、
お客さんは口々に「おめでとう」と声をかけてくださったんです。
そんな温かい心に触れて、また次の1年を頑張ろうという気持ちになれた。
最近、お誕生日祝いというのは「出会い」に対してのお祝いだと
僕は感じています。
生まれてから今までの、家族や仲間たちとの出会いの意味を考えてみるんです。
そしたら次の1年に思いを馳せられる。
1年に1回って、そういうことを考えるのにちょうどいい気がしています。」
そして、そこに添えられたレシピは
「めで鯛お刺身のネギマリネ」
「めでたさやお祝いすることの意味なんて考えなくていいんじゃない?
ただ生まれてきてくれて、生きていてくれて、それがめでたい、
それがお祝いっていうことでしょ?
私、毎日をそんな風に生きていきたいなぁ。」
自分にかけられた言葉だと思って、大事にします。