Lipton28 blog

欲求不明です。

エンパシー 自分の靴を知る

たぶん小さい頃から「他人に迷惑をかけてはいけない」と教わる。

他人に迷惑をかけることは悪いことなのだと。

 

そうして、迷惑な人を「ちゃんと教育されなかった人」と言う。

 

回りまわって、それが自分たちの首を真綿のように締め上げる。

ヤングケアラーとか、子どもの自己肯定感の低さとか。

 

人は他人に迷惑をかけるものなのだ。

産まれた時から、

おしめを替えてもらい、

ミルクを飲ませてもらい、

沐浴させてもらい・・・何から何まで他人任せだ。

年を取ったら取ったで、同じだ。

 

迷惑をかけたなと思ったら、ありがとうと言い

困っている人がいれば助け合えばいい。

ありがとうと言われれば、自分が役に立っていると思える。

 

本当にそう思う。こころからそう思う。

 

では実際に自分が迷惑をかけられたら。

そこでエンパシーだ。

受け入れなくていい。

受け止めるだけ。

たとえ理解ができなくても、事情を聴くことはできる。

相手の立場に立って、相手の考えを聞く。

他者の靴を履くのだ。

 

難しいね。

とっても難しい。

他者の靴を履くためには、いったん自分の靴を脱がなければならない。

できるのか?

そしてまた、自分の靴を探せるのか?

きっと自分の靴は大量生産の似たような靴だろう。

だけど、自分の靴を探さなければならない。

 

自分を知る。

そして

他者を知る。

 

難しいけど、身につけたい技術だ。