10歳の少女の絶望
自分のふがいなさに腹が立って他人にあたってしまう。
10歳のひなたは、なんで自分は何をやっても続かないのだろうと
自分が嫌いになりそうで悲しい。
10歳には10歳の絶望がある。
るいは言う。
「わかるよ。お母ちゃんも昔子どもやったから。」
そうだね。
忘れがちやけど、誰でもみんな子どもやったんや。
「心配せんでええ。」
「今は真っ暗闇に思えるかもかもしれんけど
いつかきっと光がさしてくる。
ひなたの人生が輝く時が来る。」
こんな素敵な言葉かけてくれるお母ちゃん、いる?
お父ちゃんもすてきだ。
素直にごめんなさいを言えた娘に
「くるしゅうない、ちこうよれ。」
「ちこう」
すてきなお父ちゃんだ。
自分の子どものころを思い出す。
まんまやん。
朝から晩まで、テレビ見てご飯食べて遊んで…の繰り返し。
あったかい家庭で育ててくれてありがとう。