Lipton28 blog

欲求不明です。

闇祓

辻村深月著『闇祓』

図書館への返却期限が迫ってると気づいた。

通勤バスの中で必死に読んでいたら、あっという間に

「ここどこ?今、何時?」

外はまぶしいくらいの天気なのに、なにかがおかしい。

バスにはほかの乗客はなし。

なぜかずっと同じ信号で止まったまま、

「こ、こ、これは闇に向かうバス?」

なんてわけもなく、ずっと渋滞していただけだった。

おかげで一気に半分読んで、

あまりにも面白かったので、昼休みに食事を抜いて読んだら

なんとか延滞せずに返却できた。

 

逆モモの世界。

神原一家は時間ドロボー

夢子さんはスマホを持ったマイスターホラといったところか。

モモと違い

白石要君はきっとまた、別の街に助けに行くのだろう。

今度は父稔さんもきっと力になってくれるはず。

と、次回作も期待してしまう。

 

闇はどこにでも、だれにでもあるものなんだ。

油断したらいつだってやってくる。

できることはたっぷり眠ること。

起きている時間は考えること。

 

考える…

父は考えなくなってしまった。

では、父は闇に取り込まれてしまったのか。

いや

太陽というより・・・陽だまりのように穏やかだ。

穏やかにゆっくりと

マイスターホラのどこにもない家に向かっている。

父にはカシオペイアが見えているのだろうか。

 

どうだろう。

 

今日のカムカム

赤ちゃんが授かりそして女の子を出産した。

どうぞこの幸せな日々が続きますように。